ドラゴンズの“起爆剤”に…?中日、1軍定着が待たれる有望株(3)立浪監督の下でまさかの“出場減”
シーズンも佳境を迎えている2024年のプロ野球。2年連続最下位から巻き返しを誓った中日ドラゴンズは、今季も苦戦を強いられている。しかし、Aクラス入りの可能性は残しており、大逆転でのCS進出に向けて起爆剤となる選手の台頭も望まれるだろう。今回は、一軍定着が待たれる中日の若手有望株を紹介したい。(※今季成績は9月7日時点)
石橋康太
投打:右投右打 身長/体重:181cm/94kg 生年月日:2000年12月7日 経歴:関東第一高 ドラフト:2018年ドラフト4位 将来の正捕手候補として期待されている石橋康太。高卒6年目の今季も、一軍での出場機会は限られている。 関東第一高では、入学直後からレギュラー格となり、一塁手として1年夏の甲子園にも出場した。 その後は強打の捕手として名を馳せ、高校通算57本塁打を記録。ドラフト会議では、中日ドラゴンズから4位指名を受けてプロ入りを果たした。 ルーキーイヤーから一軍デビューを飾ると、翌年は一軍出場なしに終わったが、ファームでは53試合出場で打率.294、3本塁打と打撃面でも存在感を示した。 2022年からは一軍でも少しずつ出場機会を伸ばすと、昨季は39試合に出場し、打率.257、2本塁打、9打点と持ち味を発揮。オフには「アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」の侍ジャパンにも選出されるなど、着実な成長を見せた。 今季は、ここまでファーム50試合出場で打率.283、3本塁打、出塁率.407と結果を残しているものの、一軍では前年を下回る11試合の出場にとどまっている。 一軍のキャッチャー陣は木下拓哉、宇佐見真吾、加藤匠馬の3人が併用されている。捕手3枠が埋まっている状況だが、残りのシーズンで牙城を崩し、一軍でスタメンマスクの機会を勝ち取りたい。
ベースボールチャンネル編集部