【BCターフ展望】22年覇者G1・6勝馬レベルスロマンスが中心
「BCターフ・米G1」(11月2日、デルマー) 過去10年で8勝を挙げる欧州調教馬が中心。なかでも、22年覇者でG1・6勝のレベスルロマンスに注目が集まる。今季はドバイシーマクラシック、香港のチャンピオンズ&チャターC、ドイツのオイロパ賞とG1・3勝をマーク。史上3頭目のBCターフ2勝目を狙う。 歴代最多のBCターフ7勝を挙げるA・オブライエン調教師が送り込むルクセンブルクもV候補だ。今季は英国のコロネーションCを制し、4年連続4回目のG1制覇を達成。近2走は案外だったが、底力は侮れない。迎え撃つ地元・米国勢はG1・2連勝中の4歳馬ファーブリッジが大将格。19年ブリックスアンドモルタル以来、5年ぶりとなるVを目指す。牝馬のG1・2勝馬エミリーアップジョンは前走のヴェルメイユ賞・G1が3着だが、1、2着馬は凱旋門賞ワンツー。牡馬相手のターフを選択したのも、自信があるからこそだ。 日本勢は、21年のダービー馬シャフリヤールが参戦。昨年はオーギュストロダンの3着。今年3月のドバイシーマクラシックではレベルスロマンスの2着に好走しており、逆転の期待がかかる。ローシャムパークは昨年の香港C8着以来、2度目の海外遠征。左回りは得意。好相性のルメールの手綱でVをうかがう。