「普通預金にいくら入れてる?」 子育て家庭のお金事情と預金ルールをプロに聞く
「とにかく日々の家計がきつきつ!」というご家庭は…
まずは固定費を見直してみましょう。 意外とちょっとした手間で見直せるものはあります。今は見直しから始めて、しっかりと緊急資金を作る意識が大切です。まずは普通預金に生活費3ヶ月分を目指しましょう。
「銀行が安心!運用はリスクがあるから怖い」というご家庭は…
もちろん安心は大切です。ただ、時代の流れとして運用をしないことがリスクになってくる可能性もあります。運用商品について、どんなことを注意したらいいのかなどを知ることから始めましょう。まずは知った上で、本当に自分には向かないのかを判断することが大切です。
「いろいろとやるのは面倒だ」というご家庭は…
この気持ちはわかります。1つ、例え話をしましょう。1つの籠に卵を5個入れていて転んだらすべて割れます。でも籠を分けていたら? 別の籠の卵は割れずに残りますね。同様に、資産を1ヶ所ではなく分散をしておくことは大切なことなんです。 始めに運用の仕組みを作ってしまえば、あとは使う時に『どこから使おうか? 』と選択するだけです。最初だけしっかり決めたらスタートできるので、考えてみてはどうでしょうか。 緊急資金+安心資金の考えも運用も、家庭ごとに選択が違っていいんです。 自分にあったバランスで考えていくことが重要で、そのバランスを一緒に考えるのが、僕のようなファイナンシャルプランナーの重要なミッションです。一度、相談してみるのもありかもしれません。 普通預金にいくら入れておくといいのか…。人によって安心できる金額は違うでしょうし、働き方やお金の使い方によっても変わりはあるでしょう。基本と現在の金融情勢を知った上で、各家庭にあったマネープランを選択していきたいですね。 (取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)
近藤賢一さん
PROFILE) ファイナンシャルプランナー、子育て世帯専門のファイナンシャルプランナー事務所RAC代表。関わるすべての子育て世帯が、知らないことで損をしないために難しいお金の話をわかりやすくワクワク伝えることがモットー。年間100世帯以上の子育て世帯の家計相談や資産運用、住宅購入など、ありとあらゆるお金の相談に対応。毎日配信される公式LINEは「無料で気軽にお金や制度、経済の情報を得ることができる!」と大好評。大人だけでなく子どもの金銭教育にも力を入れ、お金の大切さやお金の稼ぎ方を伝えるオンラインスクールも開講中。 ※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。 ※調査は2024年4月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです。(有効回答数133人) ※記事の内容は2024年6月の情報で、現在と異なる場合があります。
たまひよ ONLINE編集部