西原高校マーチングバンド部 台湾でも躍動 青春はマーチング
QAB 琉球朝日放送
こちらのみなさんに注目します。西原高校マーチングバンド部です。有名ですよね。そもそもマーチングバンドとは吹奏楽とは違って”動きながら楽器を演奏する集団のこと”で西原は言わずと知れた伝統校です。創部は1984年、40年もの歴史があります。 数々の賞に輝いているのですが、中でもオランダで4年に一度開かれ”音楽のオリンピック”ともいわれている「世界音楽コンクール」では何度も金賞を受賞しているのです。部員たちの練習にお邪魔しました。 この日はテスト最終日。練習は音楽室を中心に校舎内の様々な場所で始まります。部員は総勢58人と多いためまずはパートごとに集まります。翌日にはキングスの開幕戦・ハーフタイムショーへの出演を控えていて練習は大詰めを迎えていました。それぞれの練習を終えて…全員が揃うと… そう!キングスおなじみのあの曲です。部員たちはこれまでにも数々の大舞台を経験しているんです。 今年7月には台湾の政府が主催する音楽イベントに招かれ観客を魅了しました!このステージで唯一のソロパートを任され見せ場を作ったのが…2年生の今村謡太郎(いまむら・ようたろう)さんです。 西原高校マーチングバンド部2年今村謡太郎さん「ソロって緊張する。一番は楽しむべきかなというのがずっと自分の中にあるので。いっぱい練習した成果が本番でも出せたかなと思う」 演奏しながら動く人たちはバッテリーと呼ばれ謡太郎さんは担当する「スネア」というドラムの中でもトップの実力だといいます。 西原高校マーチングバンド部3年仲里音奏部長「自分たち部員たちから見ていても上手だなと思ったし謡太郎ならやってくれるだろうという期待があった」 地元・石垣を離れて西原へ小学6年の頃。マーチングに励んでいた家族の影響もあって小学生の頃に楽器を始めた謡太郎さん。パーカッションやドラムなど打楽器一筋でマーチングを学ぶために生まれ育った地元・石垣を離れました。 西原高校マーチングバンド部2年今村謡太郎さん「西原高校を知ったのは小さい頃で、離島なので生で見る機会はなかったけど、沖縄のマーチングといえば西原高校で」 今では高校生活のすべてをマーチングに捧げる日々。謡太郎さんには沖縄で叶えたい夢がありました。 西原マーチングバンド部2年今村謡太郎さん「大学とか一般チームでマーチングをやっているところは県外にもある。そういうのが沖縄でもできれば。沖縄にはない。一般のチームがそこでいっぱい活動できたら」 練習は夢への第一歩。納得できる音が出るまでスティックを降り続けます。
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