老後に向けて貯蓄「2000万円」している50代は日本にどれくらいいる?
貯蓄方法は何がいい?
先述したように、預貯金のみで貯蓄形成をしている方はあまりいません。投資や保険を活用しているケースが多いといえるでしょう。投資を活用する方のなかには、利益が一定額まで非課税となるNISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)を利用している方もいます。 NISAのつみたて投資枠なら、1年間の投資限度額が120万円までの範囲内であれば1800万円まで非課税のまま保有可能です。また、iDeCoは60歳以降に受け取れます。60歳以降で受け取るお金は、退職所得や公的年金の控除として扱える点がメリットです。 さらに、積立預金や積立保険を利用する方法もあります。毎月決まった金額を貯めていくので、無理のない範囲で堅実な貯蓄が可能です。
50代で2000万円以上貯蓄している方は16.6%
50代の平均貯蓄額は2人以上の世帯で1147万円でした。一方、2000万円以上貯蓄している方は16.6%と少なく、多くの方は2000万円に満たない貯蓄額であることが分かります。 もし平均支出額通りであれば、毎月3万7916円が不足するため、不足分は貯金から補うことが必要です。すこしでも老後の資金を増やすためには、通常の預貯金だけでなく株や投資、積立保険なども活用するといいでしょう。 出典 金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年) 表番号4 .6 総務省統計局 家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要(18ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部