NBA殿堂入りの名ポイントガード、ゲイリー・ペイトンがカレッジ・オブ・アラメダの男子チームのヘッドコーチに就任
初めて最優秀守備選手賞を受賞したポイントガード
元NBAスターのゲイリー・ペイトンが、カリフォルニア州アラメダ市にあるカレッジ・オブ・アラメダの男子バスケットボールチームの新ヘッドコーチに就任したことが、学校から発表された。 カレッジ・オブ・アラメダのアスレチックディレクター、ラマウンド・ボーンはペイトンの招聘は多くの理由で同校に適していると語った。「彼は常にリーダーであり、勝者です。ペイトンコーチは、コート上だけでなく、教室やコミュニティでも選手たちに責任を持たせることを私たちは知っています。面接プロセスでは、学生アスリートたちが地域社会に貢献することについて話していました。彼がもたらすエネルギーと情熱は他に類を見ないものです。NBAの伝説的選手であり、オリンピック金メダリストから学べる機会は、私たちが逃すことのできないものでした」 NBAで17シーズンをプレーしたペイトンは、2006年にヒートでチャンピオンシップを獲得。攻めるようなディフェンスが最大の武器で『ザ・グローブ』の愛称で親しまれ、NBA史上初めてポイントガードとして最優秀守備選手賞を受賞した選手としても知られている。また、現在ウォリアーズでプレーしているゲイリー・ペイトン二世は彼の息子だ。 バスケットボール殿堂入りも果たしたペイトンは、カリフォルニア州オークランドにある経済的に厳しいNAIA(全米大学スポーツ協会)のリンカーン大学で過去3年間ヘッドコーチを務めた経験もあり、困難な状況でもチームを導く能力が備わっている。また、2017年に始まった3on3のリーグ『Big3 league』でもコーチを務め、今シーズンは所属したチームを優勝に導き、同リーグの年間最優秀コーチに選ばれている。 昨シーズンのカレッジ・オブ・アラメダはベイバレー・カンファレンスで7勝21敗と再建が必要な状態だ。ペイトンのコーチング哲学は、選手たちにコミュニティへの貢献や自己成長を重視させることで、これがチームの文化を変える可能性がある。ペイトンの就任は、選手の育成とチームの改善において、大きな転機となるはずだ。
バスケット・カウント編集部