一気に秋めく ヒガンバナの朱色鮮やか 残暑収まりホッ/兵庫・丹波市
秋の彼岸を迎え、兵庫県丹波市内の田んぼのあぜなどで、「ヒガンバナ」が開花している。今年は記録的な猛暑で、同市では9月になっても気温が下がらず、平均気温が右肩上がりを続けたが、21日に一気に秋めき、ヒガンバナの鮮やかな朱色が、待ちわびた秋の訪れを告げている。 同市柏原の20日の日最高気温は35・4度で、1979年の観測開始以来、最も遅い猛暑日に。一転、翌21日は同気温が30・6度と5度近くも下がり、彼岸の中日の22日には今月初めて同気温が30度を下回った。 ヒガンバナの球根には毒があり、田園が広がる同市などではモグラ除けなどとしてあぜに植えられていることが多い。令和の米騒動がひと段落し、稲刈りが終わりつつある田んぼのあぜに咲くヒガンバナ。いつもの秋の風景は気持ちをほっと和ませてくれる。