照ノ富士、初場所出場へ 2場所連続休場中「相手のことよりも自分との戦いだけ。やれることを精いっぱいやっていきたい」
大相撲で2場所連続休場中の横綱照ノ富士(33)=伊勢ケ浜=が、初場所(12日初日、両国国技館)へ出場する見込みとなった。 照ノ富士は9日、東京・江東区の伊勢ケ浜部屋で稽古。初場所出場の可否を問われると「何で毎日そういうことを?」と受け流し、「できることをとりあえずやってきましたから。あとはやるだけなので」と強い意欲を口にした。 6日の稽古総見で本格的な申し合いを開始。その後は出稽古で関取衆と胸を合わせ、この日は錦富士らと申し合いを行った。相撲を取る稽古が十分とはいえない。 照ノ富士も「まだ感覚は完全に戻ったわけじゃないし」と慎重に口を開きながらも、「ちょっとずつ(初日まで)2日で慣れていくしかない。だめだったらだめで、結果はどうなろうと認めるしかない。自分の中でやれることはやってきた。相手のことよりも自分との戦いだけなので。やれることを精いっぱいやっていきたい」と横綱としての責任を持って臨む覚悟を示した。 出場に関しては師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)も照ノ富士に一任している。「『やる』と言ったら、それは尊重してあげないと。出るのであれば(調整は)任せてあるので」と語った。
中日スポーツ