GENERATIONS・数原龍友 ついてきて 6人新体制「良い緊張感と危機感感じながら、皆燃えています」
男性6人組ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONSの数原龍友(31)が今、DREAMERS(ファンの呼称)へ伝えるのは「ついてきて」という言葉だ。自身初のフォトエッセー「ついてきて」(講談社)では、現在に至るまでの人生と趣味をさらけ出した。グループは6月に関口メンディー(33)が卒業し、6人での新体制をスタートさせたばかり。数原がこのほどデイリースポーツの取材に応じ、GENERATIONS第2章の羅針盤を明かした。 ワイルドなルックスとは裏腹に、サングラスの奥に照れくさそうな瞳が映る。構想期間3年、撮影期間1年を費やした初フォトエッセー。数原は「写真集は自分のキャラに合わなくて恥ずかしいなという思いがあったけど、本に例えるならば、目次が一行二行で終わらない人間でいたいという風に生きてきた。そういう事が表現できるようになったら出したいと思っていたので、まさにいろいろそろったタイミングで、言葉も載せて、リリースさせていただいた」と制作経緯を明かした。 4月から3カ月間語学留学した米国で、バイクやサーフィンなど趣味に没頭する姿も収録した。「向こうでサーフィンを永遠にしていた。学校が終わったら、毎日の勢いで海に入っていた。サンディエゴのパシフィックビーチという海の街で、学校もそこからすぐだった」。留学先で「コミュニティーが広がり、とんでもないミュージシャンとセッションをさせてもらった。英語が好きになった。学びしかなくて、一つも劣った物がなかった」と得がたい経験をし、一回り大きくなった。 帰国後の7月に新体制を迎え、現在のグループの雰囲気を「DREAMERSとGENERATIONSを知ってくださっている皆さまにとって、(メンバー卒業は)驚きのニュースだったと思うけど、自分たちにとっても大きなニュースだった。良い緊張感と危機感を感じながら、ビックリするくらい皆、燃えています」と明かす。9月からスタートする新体制6人での初アリーナツアーに向け、絶賛準備中だ。 新生GENERATIONSを作り上げる過程で、意識していることがある。「きっかけがあった時は、今までの自分からかけ離れないように気をつけている。例えば、GENEでやっている音楽とソロでやる音楽はかけ離れないようにしている。驚かせ過ぎないようにギャップに気をつけたい。新体制でいきなり楽曲性や音楽性、パフォーマンスの方向性が変わるかと言われたら、自分はそうじゃないなと思っている。その中で新しい要素を見いだしたい」 変革の時を迎えて道を模索する6人だが、LDHが掲げる「Love Dream Happiness」の精神は曲げない。「とにかくGENERATIONSについて来てくれる皆さんを笑顔にして、元気になってもらってもらう。GENERATIONSをこれからも応援してもらえるような愛がたくさん注がれるような『きっかけ』のライブにツアーにしたいと思っています」。瞳に炎を宿し、DREAMERSとともに新たな未来を描いていく。 ◆数原龍友(かずはら・りゅうと)1992年12月28日生まれ。兵庫県出身。GENERATIONSのボーカル担当。10年開催のオーディション「VOCAL BATTLE AUDITION 2」のファイナリストで、12年11月にGENERATIONSとしてメジャーデビューした。19年頃からソロ活動も積極的に行う。特技はけん玉。血液型A。