西武・ドラフト1位武内夏暉が2度のけん制アウト!「サインが出たので迷わず」 36歳ベテラン捕手のさすがのリード
◆オープン戦・西武3―2中日(13日、ベルーナドーム) 楽天から移籍した炭谷銀仁朗捕手(36)が攻・走・守にベテランらしい、いぶし銀の働きで西武のオープン戦3連勝に貢献した。 ■「バケモン クオリティ違いすぎ」武内夏暉、無死三塁から3者連続空振り三振!【動画】 8番捕手で先発。2回2死二塁で打席に立つとカウント2―2から右前適時打で先制点をたたき出した。「打ったのはスライダー。変化球を狙っていたところにちょうど変化球が来たのでうまく合わせることができた」と技ありの一打。さらに二塁走者の外崎を本塁で刺そうと右翼手が返球するのを見て、迷わず二塁へ進塁。その後の追加点には結び付かなかったが、積極的なベテランの走塁がベンチを鼓舞した。 捕手としてはルーキー武内の投球を支えた。1、3回の1死一塁の場面で、武内が一塁けん制で2度走者を刺してピンチをしのいだ。「炭谷さんの(けん制の)サインが出たので迷わず送球した」と武内。ともに四球を起点にした走者だっただけにルーキーが炭谷の絶妙なタイミングでのサインに感謝した。 武内のオープン戦2度目の先発に炭谷を起用した松井監督も「ピッチャーの良いところを引き出してくれた」と笑顔が絶えなかった。
西日本新聞社