飯田短大生が冷凍スイーツの無人販売店をディスプレー 授業の一環で
飯田短期大学(飯田市松尾代田)の学生8人が12月11日、「24(トゥエンティーフォー)スイーツショップ飯田店」(東鼎)の店内ディスプレーを手がけた。 (飯田経済新聞) 同店は冷凍庫を設置し、24時間いつでも冷凍スイーツを購入できる無人販売店。今年8月に1周年を迎えた際、「人の顔が見えない無人販売店でも親しみを持って利用してほしい」との思いから、店主の細田雅希さんが同短大へ店内装飾を依頼した。 10月の終わり頃から生活科学科専攻の2年生が授業の一環で取り組みを開始。今回の装飾では「さまざまな世代に買い物を楽しんでもらう」ことをテーマにデザインした。装飾がなかったガラス張りの入り口ドアには「OPEN」の文字が書かれた看板を持った犬のイラストを描いた。イラストを担当した出羽澤菜納さんは「外から内装も見えるように、描き込み過ぎないように工夫した」と話し、装飾の作業中に来店した高校生は「普段から利用している」「犬のイラストがかわいくて、入りやすくなった」と話していた。 店内では、中央にテーブルを設け、チラシや小物を置けるようにしたほか、来店客の導線となるよう床に犬の足跡の装飾を施し、自然と順路が分かるように工夫した。壁には新たに木製の棚を設置し、額に入れた店内POPや、小瓶を飾り付けた手作りのデコレーションも置いた。上沼星知さんは「この地域は車で移動する人が多く見過ごされがちなので、『楽しそう』と目を引いて立ち寄ってもらえるようになれば」と期待を寄せる。 同店の細田優帆さんは「人の手の温かさが感じられ、かわいく、すてきな雰囲気になった。楽しんで作業をしてくれているのもうれしかった」と振り返る。
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