消火栓に設置の「スタンドパイプ」 69個盗まれる 佐賀・みやき
佐賀県みやき町は18日、町内の消火栓のそばに設置している金属製の「消火栓ボックス」66カ所から放水時に使う「スタンドパイプ」などの器具計69個が盗まれたと発表した。町は同日、鳥栖署に被害届を提出した。 同町簑原の消火栓ボックスを消防団員が1日に点検したところ、スタンドパイプがなくなっているのに気付いた。そこで町内全400カ所を点検。17日現在で、スタンドパイプ64個や消火栓のふたを開けるための器具など5個の被害が判明した。スタンドパイプは消火栓とホースを接続し、アルミ製で長さ70~80センチ、重さ2~3キロ。 町によると、現場ですぐ放水する必要があるためボックスは施錠していない。消防団員がボックスを月1回ほど点検していたが、今後は頻度を増やすことなどを決めた。【西脇真一】