家へ遊びにくると「洗い物くらいさせて」という友人。ありがたいけど“水を流しっぱなし”にされます…。10分程度ですがいくら水道代がかかっているでしょうか?
普段、水道代を節約するために、洗い物をする際に水道をその都度止めながら洗っているという人もいるでしょう。しかし、自分や家族以外の人が洗い物をする機会があった場合、同じようにしてくれるとは限りません。 例えば、遊びに来た友人が洗い物をしてくれるが、水の流しっぱなしが気になる……。と考えることもあるかもしれません。 本記事では、水を流しっぱなしで洗い物をした場合にかかる水道代をはじめ、エコや節約に関心が薄い人の割合や、洗い物で節水・節約したいときの対策をご紹介します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
水を流しっぱなしで洗い物をした場合にかかる水道代は?
東京都水道局によると、1分間流しっぱなしにした場合の水の使用量は約12リットルということです。もし、洗い物をする際に10分間水を流しっぱなしにしたら、120リットルの水を使用することになります。 厚生労働省「いま知りたい水道」によると、日本の水道料金は全国平均で1リットルあたり約0.2円ということです。洗い物で水を120リットル使用した場合の水道代は24円、洗い物の量が多くて20分かかった場合は48円になります。 では、こまめに水を止めながら洗い物をした場合の水道代を計算してみましょう。正確に算出することは難しいため、おおまかな金額になります。パナソニックによると、4人分の食器を手洗いするために使用する水の量は約51リットルということなので、1回の洗い物にかかる水道代は10.2円です。 水を流しっぱなしにして10分間洗い物をした場合と比較すると約14円、20分間洗い物をした場合と比較すると約38円も水道代を節約できる計算になります。
エコや節約に関心が薄い人がいることも事実
普段、水をこまめに止めながら洗い物をするよう心がけている人にとって、水を流しっぱなしが気になるのは仕方のないことでしょう。しかし、なかにはエコや節約に対する関心が薄い人がいることも事実です。 カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が実施した「エコ活動・SDGsに関するアンケート調査」の結果によると「エコ・環境問題に関心がありますか」という質問に対して「関心がある」「やや関心がある」と答えた人の割合が79.3%を占めていることが分かりました。 しかし「あまり関心がない」「関心がない」と答えている人も2割ほどいるということなので、水を流しっぱなしにして洗い物をすることに抵抗を感じない人もいるということでしょう。