京都橘、東山の猛攻耐えV…PK戦制す
第103回全国高校サッカー選手権大会京都大会(府サッカー協会など主催、読売新聞社など後援)の決勝が10日、亀岡市の「サンガスタジアム by KYOCERA」であり、京都橘が東山をPK戦で破り、2大会連続11回目の優勝を果たした。京都橘は12月28日から首都圏で行われる全国大会に府代表として出場する。(山本貴大)
前回大会の決勝と同じ顔合わせ。試合はライバル校同士の対決にふさわしい大接戦となった。
東山が何度も京都橘ゴールに迫る猛攻を見せたが、京都橘が粘りの守備を展開し、GK平誠都選手(2年)のファインセーブなどでピンチを切り抜けた。延長でも互いに決めきれないまま、スコアレスでもつれ込んだPK戦では、京都橘が冷静に4本連続で決めた一方、東山は1本しか決められず涙をのんだ。
京都橘の宮地陸翔主将(3年)は「攻め込まれる時間が多く、難しい試合だったが、最後まで自分たちを信じた。目標は府代表ではなく全国優勝。あと約1か月半の間、もっとうまくなるよう練習していきたい」と飛躍を誓い、米沢一成監督は「キーパーの平を含め守備が頑張った。ただ、点が取れないと全国では勝てない。今後は攻撃をもう一度強化していきたい」と語った。