衆院選、町内会の特定陣営応援はOKなの? 候補者妻のあいさつ回り、文書で参集促す
1970~80年代に転機
近著「町内会」(ちくま新書)のある放送大の玉野和志教授(社会学)によると、1970~80年代に転機があった。公害などを巡り住民運動が盛んになった時期。町内会でも多様な意見を交わす機運が高まり、一致点を見いだしにくい政治や選挙は扱わない雰囲気が生まれたという。 全戸加入が原則の町内会は「地域全体のための活動」が大前提で、「活動を巡り『おかしいのでは』との声が出るのは、意見を交わせる関係性があるからこそだ」と玉野教授。異論が届いていないとすれば「関わろうという思いのある人の減少、つまり町内会の希薄化の表れとも言える」と見立てる。 意見を言えずに、町内会と距離を置く人もいるはず…。皆さんの町ではどうですか。 ◇ ◇ 「こちら編集局です」はみなさんの疑問や困りごとを糸口に記者が取材する企画です。 みなさんの意見や情報を募る「こち編のたまご」、ねぇねぇ聞いてと言いたくなるエピソードを集めた「こち編ひろば」もあります。 以下のいずれかの方法で投稿してください。 ▶LINEの友達登録はこちら ▶MAIL houdou@chugoku-np.co.jp ▶郵送 〒730-8677 広島市中区土橋町7-1 中国新聞社「こちら編集局です」係