「小型漁船と接触した」アルコール運搬のタンカーとカツオ漁船が衝突 けが人なし=静岡・川奈沖
12月20日正午ごろ、静岡県伊東市川奈沖で、タンカーと漁船が衝突する事故がありました。双方の船体に損傷はありますが、浸水、海上への油の流出などの被害はなく、けが人もありませんでした。 下田海上保安部によりますと、同日正午ごろ、川奈埼灯台から南東方向に7キロ付近の海上で、タンカーの船長が「伊東沖にて小型漁船と接触した」と118番通報しました。 下田海保の監視取締艇が現場に向かい、タンカーの左舷後部中央付近の擦過傷、伊東市川奈を定係港とする漁船(総トン数2.2トンで、長さは約7.6メートル)の左舷船首側の亀裂を確認したということです。 タンカーの総トン数は299トンで、長さは約54メートル。運航会社によりますと、乗船者4人で東京から関西方面に向かって、アルコールを運んでいたということです。一方、いとう漁協川奈支所によりますと、漁船は、1人でカツオのひき縄漁をしている最中でした。事故後、港まで自力で戻ってこれたということです。 事故当時の天候は曇り、西南西2メートルの風で、うねりは東南東1メートルだったということです。下田海上保安部が事故原因などを調べています。
静岡放送