6月ボーナスの後に「転職」ってあり?気になる「有給消化のルール」も
ボーナスに関する注意点
転職時のボーナスについて、主な注意点を2つ紹介します。 ●退職申し出する前に就業規則を確認する 転職時期に支給されるボーナスを受け取りたい場合、事前に就業規則を確認して支給要件を理解しましょう。 査定期や在職に関する支給要件は企業によって異なるため、要件を満たすように退職スケジュールを立てましょう。 ●転職スケジュールを優先してボーナスを諦めることも 可能ならボーナスを受け取って退職したいところですが、支給要件を満たすために転職に支障が出ないように注意しましょう。 6月から出勤予定で転職の内諾を得ていた場合、ボーナスの支給要件を満たすために出勤予定日を変更すると転職先に迷惑をかけることもあります。
退職前の有給消化ルール
退職前に有給休暇が残っていると、すべて消化して退職したいと考える人も多いでしょう。 退職前の有給消化ルールについて解説します。 ●退職時に有給休暇を取得しても問題ない 有給休暇の取得は労働基準法に定める労働者の権利であり、労働者が自分の好きな時に取得できます。 退職前に取得する場合も同様で、残った有給休暇をすべて消化して退職することは可能です。 原則企業は、有給休暇の取得申請を拒否できません。 ただし、企業は「事業の正常な運営を妨げる場合」に限り、有給取得時期を変更できます。 退職申出の翌日から退職日まで有給休暇を取られてしまうと、業務に支障が出たり引継ぎができなくなることもあるでしょう。 退職日までの日数が少ないと、有給取得時期の変更によって有給休暇をすべて消化できずに退職日を迎える可能性もあります。 ●退職前に有給休暇を取るときの注意点 退職前に有給休暇を取るときは、勤務先の事情にも配慮することが必要です。 有給取得を円滑に進めるには、次の点に注意しましょう。 ・早めに退職申出して、後任者の選任期間や引継期間を確保する ・事前に引継準備をして業務に支障が出ないようにする ・勤務先と話し合って取得時期や取得日数について妥協点を見つける 状況次第では、退職日を先延ばししたり有給休暇の一部を断念することもあるでしょう。