神奈川から能登へ“留学”も 生き残りをかけ石川県内の公立高校で増える「全国募集校」
定員割れの鶴来高校は学校の生き残りをかけて全国から生徒を募集することにしました。 鶴来高校・矢部篤雄校長「昨年度80周年を迎えまして、90周年への第一歩。本校の魅力を発信する意味でまずは運動部3つの活動を活発にできないかということで」 鶴来高校では強豪として知られるラグビー部、スキー部、柔道部の3つの運動部員を対象に生徒を全国募集することにしました。 鶴来高校柔道部2年・石川銀十さん「いろんな勝ちたいと思っている人が来るので、そこが刺激となり自分達もそれに押されて勝ちたいという気持ちが高まって練習のレベルが上がっていくと思います」 鶴来高校・矢部篤雄校長「学校なので人なんですよね。生徒も先生も刺激を受け合ってというところがすごく大事で期待しているのは競技でもなんでも意識の高い生徒が来ることによって、周りがいいふうに引っ張ってもらえるというところを期待しています」 私立の高校では全国から生徒を募集するというのは一般的ですが、公立高校でも特色ある活動をさらに活性化させるため全国から生徒を集めるようになってきました。 そうはいっても、入学してくる生徒が劇的に増えるわけではなく、4月に県外からの入学生を受け入れたのは4校で合わせて10人です。 各中学校からの推薦のもと、全国から来る意識の高い生徒に地元の生徒も刺激を受け、活力ある学校にしたいというのがこの制度ですが、今後、さらに生徒数の減少が予想され各学校は、選んでもらえる魅力ある学校づくりのため、より一層の努力が求められてます。
北陸放送