高校生ダンス大会で2度の日本一 武南高校ダンス部 生徒らが蕨市長に優勝を報告 「目標を達成できた」と満面の笑み
今夏の高校生ダンス大会で2度の日本一になった武南高校ダンス部員らが27日、埼玉県蕨市役所を訪れ、頼高英雄市長らに優勝を報告した。同部では専門の技術指導者はいなく、生徒が自主的に練習内容や振り付け、構成などを考え、全国での快挙をつかんだ。 完全勝利!パリ五輪ブレイキン女子、川口出身の湯浅が金メダル 初代女王に
武南高校ダンス部は8月20日に東京都内で全国195チームが参加して行われた「第12回全国高等学校ダンス部選手権」で優勝。同24日に横浜市内で行われた「全日本高校ストリートダンスクライマックス2024FINAL」でも優勝し日本一となった。 同部は2000年創部で現在の部員は1年生55人、2年生36人、3年生60人の計151人。練習の内容や計画をはじめ、出場する大会や作品の振り付け、構成の創作など、すべてを生徒たち中心で企画・運営しているという。 同日は同部ブレイクダンスチーム「“WARA”B-BOYS(ワラビーボーイズ)」3年生の佐久間柊夷さん、長谷川銀波さん、向山愛海さん、同2年生の清水未来さん、鈴木春翔さんの5人のメンバーらが市役所を訪問。頼高市長と松本隆男教育長に笑顔で日本一を報告した。 振り付けを担当した佐久間さんは「『よくやった、自分たち』との思い。目標を達成できた」と満面の笑み。「ジャンルリーダー」を務めた長谷川さんは「昨冬から考えていた作品。苦しかったが報われた気がする。涙が止まらない」と感動の思いを話す。
メンバーによると、ダンスの魅力は「見ている人も踊る人もともに楽しむことができ、言語の壁を越えられるところ」にあるという。 向山さんは「他校のチームのレベルも高かったが2回の日本一はめっちゃうれしい」と振り返る。続けて「後輩はレベルも高く、尊敬できる存在。日本一をプレッシャーに感じることなく、自信に思って今後も頑張ってほしい」と後輩の活躍に期待を寄せた。