みんな一度は憧れた!「ドラゴンボール」“ゴト…”いざという時の重力トレーニング
男子なら誰もが一度はやってみたい、孫悟空と天津飯の2度目の対決での有名な名シーン。一見接戦に見えた試合は、悟空が身に着けていた道着を脱いだだけで一変した。いかにも重そうなズシッという音とともに身軽になった悟空の速さに、当時のキッズたちも“真似したい!”と憧れを抱いた瞬間だった。 【映像】“ゴト…”重い道着を脱ぐ悟空(12分35秒ごろ~) 第23回天下一武道会の悟空(CV:野沢雅子)と天津飯(CV:鈴置洋孝)による準決勝。持ち前のスピードを武器に、天津飯は悟空に対して優位に試合を進めているように見えた。しかし、肩で息をするほど全力の天津飯に対し、悟空はまったく息を切らしている様子はない。 強くなっている悟空に驚きつつも、速さでは自分に分があると感じていた天津飯が「やはり俺の思った通り、お前はスピードだけは変わっていなかった」と指摘すると、悟空も「これほど速くなってるとは思ってなかったよ」と天津飯のスピードを素直に認めた。 すると悟空は「服を脱ぎたい」という理由で試合を一時中断。天津飯は「好きにしろ!暑いからな」とこれを了承した。服を脱ぐだけなのに手間取っている悟空の様子を不思議そうに見ていた天津飯だったが、脱ぎ捨てた道着が地面に置かれた瞬間に聞こえた“ドスン”という鈍い音に驚くと、「孫……このシャツ、ちょっと見せてもらっていいか?」とそれを手にした。 道着を持ち上げようとした天津飯は、そのあまりの重さに「なっ…なにいっ!?」と驚愕。さらに悟空が外したリストカバーも、“ゴト……”という音とともに落ちた武舞台には亀裂が入るほどの重さだった。 なかなか再開しない試合に業を煮やしてクリリン(CV:田中真弓)とヤムチャ(CV:古谷徹)が片付けにやってきたが、2人も悟空が身に着けていた装備を持った瞬間その重さにあ然。すべて合わせると100キロを越えそうだという重量に、観客からも驚きの声があがっていた。 一方、身軽になった悟空は凄まじいスピードを見せ始める。天津飯でさえ「凄い速さだ……」と圧倒されてしまっていた。 自分も体に重りをつけて生活して、慣れたら凄いことになるかも……と憧れた視聴者も多かったはずだ。 1986年から1989年に放送されたTVアニメ「ドラゴンボール」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載され、シリーズ累計発行部数が全世界で2億6000万部を超える鳥山明の同名漫画が原作。以降も「Z」「GT」「改」「超」など数々のアニメシリーズが制作され、20作を超える劇場版も公開されたほか、数多くのゲームシリーズにもなっている大ヒット作だ。 40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」も10月11日より放送されている。 (C)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション
ABEMA TIMES編集部