モデルemmaが語る、アパレルブランド経営で感じた成長と今後
ブランド経営とモデル
「エネルギーの使い方が全然違う」
WWD:二足の草鞋を履くのは大変そうだ。
emma:モデルだけしていたときは、一つ一つの仕事を瞬発力でこなしていた感覚があったんです。ただ、経営はいかに継続させるかが大事じゃないですか。当たり前のようですが、モデルの仕事と経営では、仕事への向き合い方もエネルギーの使い方も全然違うんですよね。
「イーアール」の企画が大詰めになってくると、しんどい日もあります。朝からモデルの撮影があって、昼からは商談。合間のメイクをしたり落としたりしていただいている間に、iPadでビジネスメールを打っていることもあります。家に帰ったら新作のデザイン画を引いたり、ブランドのインスタの投稿について考えたり。どっちの仕事にも穴は開けたくないから、もう忙しくてカオス!って感じなんですけど、がんばって乗り切っています(笑)。
WWD:苦労も多い中、原動力は。
emma:根っこでは、私はやっぱりクリエイティブなことがするのが好きだし、「自分の服を作りたい」とずっと思ってきたから、今それを楽しめてやれていることかな。もちろん経営者としてもアパレルデザイナーとしても足りないことはまだまだあるから、そういうことは恥ずかしがらず、どんどん周りに聞いて、頼っていきたいです。芸能の仕事をしながら自分のブランドを持つ人が増えています。そういう人と切磋琢磨し、ときには道標にしていきたい。
WWD:ブランドの今後は。
emma:「イーアール」は、誰かのきっかけを作るブランドでありたいという思いを込めて作りました。私を通じて「イーアール」を知ってくれた人が、ファン同士でつながったり、ファッションの楽しさを知ってくれたり……。ブランドを立ち上げてようやく2年。よちよち歩きですが、もっともっと輪を広げていきたいと思っています。
▪️ER 24AW COLLECTION 先行受注会&ポップアップストア 日時: 2024年8月31日(土) 、9月1日(日)10:00~20:00(1日は最終入場19:30) 場所: THE PLUG (東京都渋谷区神宮前6丁目12-9)