京都府の夫婦「せっかくプランニングしたのに」4600万円の注文住宅を建てたが見通せなかったライフサイクル
国土交通省の「令和4年度 住宅経済関連データ」によると、全国の住宅に関する国民の意識調査で住宅の各要素に対する評価で不満率の高いものは、段差がない等高齢者への配慮が最も高く、非常に不満が10.5%、多少不満が36.6%となっています。 【写真】京都府の夫婦「4600万円の注文住宅」のプランニングが甘かったポイントは? 以下地震時の安全性(非常に不満11.6%、多少不満32.0%)、遮音性(非常に不満10.5%、多少不満32.5%)、台風時の安全性(非常に不満8.8%、多少不満30.0%)、断熱性(非常に不満9.0%、多少不満29.7%)と続いています。 一方、広さや間取りに関する不満率はそれほど高くはなく、非常に不満が3.0%、多少不満が19.7%になっていて、全体では16番目となっています。 したがって高齢者への配慮を除けば、住宅の基本性能や安全性に対する不満が高いことがわかります。 しかし注文住宅を建てた方においてはプランニングに関する失敗事例も決して少ないわけではなく、建ててから後悔していることも多い様です。 そこで本記事では理想の注文住宅の実現を目指したものの、実際に住んでから後悔した事例とその対策を紹介します。 これから注文住宅を建てる方の参考になれば幸いです。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【注文住宅】念入りにプランニングしたのに住んでから後悔したこと
この事例は、次のような方の体験談にもとづいています。 ・【居住地】 京都府 ・【建築費】 4600万円 ●マイホームの後悔事例1 収納はシンデレラフィットを目指して「収納したいもの」をしっかりと考えた上で幅や奥行きを決定したが、季節ごとの衣替えやプリンターの買い替えなどでサイズが合わなくなって、ストレスを感じた。 ●マイホームの後悔事例2 居室のイメージを部屋ごとに変えたくて、床材は子供部屋が明るい色、寝室は落ち着きのあるダークな色にこだわった。 しかし、コロナ禍でテレワークがスタートしたため寝室で仕事をすることに。 寝室の床はダークな色なので作業するのには相性が悪く、無難な色にしておけば良かったと後悔している。 ●マイホームの後悔事例3 お気に入りのコードレス掃除機があったので収納場所で充電できるようにしたが、ロボット掃除機に買い替えることになったため、収納場所が合わなくなってしまった。 ●マイホームの後悔事例4 子供がリビングで勉強しやすいようにLDKにスタディコーナーを設けたが、成長すると自分の部屋で勉強したいと言い出した。 子供部屋は狭くて。学習机を置くスペースがないので後悔している。