【1日3回!】アオリイカが釣れやすい「時合」とは!? エギングのスペシャリストが徹底解説!!
解説アングラー紹介
池内 修次(いけうち・しゅうじ)/太平洋側にも日本海側にもアクセスしやすい京都府在住。年間通してアオリイカを追い続けるエギングのスペシャリストだ。中層のエギングを得意とし、釣り場で釣果と笑顔を絶やさないのが持ち味。デュエル・ヨーヅリのプロスタッフ。 【画像】「なるほど、そういうことか」釣れる地合いとスポット写真ギャラリー
でかイカ捕獲への道は、釣行前から始まっている!
池内さんが地元の京都から駆る車は、紀伊半島南紀エリアを目指していた。実釣を行ったのは早春頃だ。 池内「紀伊半島で大きな春イカが狙えるのが、水温が上がりやすい串本を中心とした南紀エリア。季節が進めば中紀、紀北。季節が進めば、大阪の泉南エリアで春イカが狙えます。春も後半になると、南紀エリアは逆にサイズが落ちてきやすいですね」 春は産卵行動をとる親イカの個体数が多く、捕食や繁殖で岸に寄るため、エギングで大型イカが狙いやすくなる。 池内「南紀や九州南部など温暖な地域は早春から狙えますが、全国的に見ればGW前後からが本格的な春イカシーズン。瀬戸内や日本海側で釣れはじめるのもその頃です」 ――どこで釣れているか。春イカ捕獲は情報収集が重要? 池内「ですね。可能性が高いエリアだけでなく水温、天候、潮汐なども事前に調べておきます」 ――でかイカ捕獲のルーティンは釣行前からはじまっている? 池内「そこは重要です。“昼マヅメ”のチャンスもありますから」 ――“昼マヅメ”ですか? 池内「僕はデイゲームが好き。夜間に月明かりが効きにくい新月回りが有利になります。しかも今日は中潮。明日は小潮で潮が動きやすく、日中に干潮を迎える。潮止まり前後でボコボコッと釣れる可能性が上がる。それが“昼マヅメ”です」 池内「アオリイカは潮の流れやベイトの動きなどちょっとした変化で捕食のスイッチが入ります。いつでも釣れる可能性はありますが、日中にチャンスが高まるわかりやすい時合いが3度のマヅメ。朝夕マヅメの照度変化と、日中の潮止まり前後。潮が変化するタイミングの“昼マヅメ”に集中。操作するエギの抵抗が重くなった途端、ドンッとくることも多いですからね」 ――実釣2日間で“昼マヅメ”の好機は2回あるということに。 池内「当然、朝夕マヅメもチャンスです。そして第三のマヅメといえる時合いが日中の潮止まり前後。一般のアングラーの皆さんは休日が決まっていて、潮回りを選んで釣行するのは難しいと思います。でも朝、日中、夕方と好機のピークは3度あります。照度や潮が変化するタイミングを組み込んだ実釣プランを立てる。それが春の大型イカ捕獲への第一歩になります」