グリズリーズの河村勇輝がNBA開幕前最後のアピール、約8分間で華麗な2アシストを決めるもらしくないミスも
0得点2アシスト2ターンオーバー、クラブの判断はいかに
河村勇輝が所属するグリズリーズが開幕前最後のプレシーズンゲームでヒートと対戦した。 大黒柱のジャ・モラントが復帰し、マーカス・スマートら中心選手のプレータイムが伸びる中、河村に出番が回ってきたのは最終クォーター残り8分だった。コートイン早々オフェンスリバウンドに絡むなどアグレッシブにプレーする河村は、チームプレーを心掛けつつ、アピールできるチャンスをうかがう。オフェンス優位な状況からポンプフェイクでマークマンを外し、ショットクロックわずかな場面で3ポイントシュートを放ったが、これはリングに弾かれてしまう。 コート上の5人の意思疎通が十分でないこともあり、オフェンスが噛み合わずにターンオーバーから失点を重ねるなど苦しい時間帯が続いた。それでも河村はピック&ロールから逆サイドに待つマイルズ・ノリスへ完璧なパスを通し、彼のコーナースリーを演出。さらに流動性のあるオフェンスを展開し、味方が先回りしそうな場所へスキップパスを送り、ノリスの2本目の3ポイントシュートをアシストした。 しかし、トランジションの場面で通ればワンマン速攻に繋がるパスをカットされ、1本目のアシストと同様のプレーを試みた際にもスティールされるなど、河村らしからぬミスも目立った。それでも積極性を失わない河村はコートに身体を投げ打ってルーズボールをマイボールにするなど、限られた時間の中で最後まで全力を尽くした。 河村の最終スタッツは0得点2アシスト2ターンオーバー。持ち味を発揮したシーンもあったが失点に繋がるミスもあり、手放しで喜べる内容ではなかった。河村はエグジビット10契約から2ウェイ契約への昇格を目指しているが、グリズリーズの判断はいかに。
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