Bリーグ島田チェアマンが八村の協会批判に言及「ビジネスと強化は車の両輪」
Bリーグの島田慎二チェアマン(54)が19日、都内で取材に応じ、NBAレーカーズの八村塁(26)が男子日本代表の強化方針やコーチ選定に苦言を呈したことに言及した。日本バスケットボール協会(JBA)の副会長で、男子日本代表強化検討委員会の委員長を務めており「そういう事実があり、あれだけ反響を呼んでいることはポジティブな話ではない。大事なことは事実関係を含めてどのような話し合いがあったのか。ビジネスに対するネガティブなことは何なのか、今は臆測の域を出ない。JBAが代理人を通じて事実確認をしている。ビジネスと強化は車の両輪だと思っている。代表はこの1、2年でバリューが変わって大きく動いた局面だった。その見え方によっては(八村に)そういう印象を持たれたのかもしれない」と語った。 八村は13日のグリズリーズ戦後の会見でJBAの強化方針について「僕が思うに、お金の目的がある気がする」と指摘。男子日本代表のコーチ選定については「僕らは日本の男子のトップのプレーヤー。日本代表にふさわしい、男子のことを分かっている、アスリートとしてプロでもやっていた、そういう人がコーチになってほしかった」と不満を口にしていた。その後もX(旧ツイッター)で自身の発言を擁護する一般ファンの投稿のリポストを続けている。 JBAは10月に男子日本代表のトム・ホーバス監督(57)と28年ロサンゼルス五輪を見据えて契約を延長。チームはアジア杯予選モンゴル戦(21日、日環アリーナ栃木)、グアム戦(24日、グアム大)に向けて国内で合宿を行っている。現在は八村の発言の真意を確認中で、近く渡辺信治事務総長による説明の場を設ける方向で調整している。