議場盛会!「身近な議会」へ中学生が一役…定例会期間中の議場でコンサート 高山中吹奏楽部招き初開催 肝付町議会
鹿児島県肝付町議会が12日、12月定例会期間中の議場に近くの高山中学校の吹奏楽部を招き、議会コンサートを開いた。町議や役場職員、町民らが集まり、普段は議論が交わされている場に響く演奏を楽しんだ。 【写真】〈別カット〉議場に集まった観客の前で、演奏や振り付けを披露する高山中学校の吹奏楽部員=肝付町役場
町民に議会を身近に感じてもらい、足を運ぶきっかけをつくろうと初めて企画し、同校が協力した。一般質問があった本会議2日目の昼休憩を使った。 議場の中央で1、2年生の部員18人が「風になりたい」など幅広い世代に人気の邦楽4曲を披露。観客は議員席や傍聴席に座り、曲に合わせて手拍子したり、踊ったりした。演奏が終わると、「アンコール」と声が上がり、さらに1曲を披露した。 部長で2年生の柿結菜さんは「普段演奏しない場所で緊張したけれど、精いっぱい音楽を届けた。とても楽しかった」と笑顔を見せた。有留智哉議長は「議会に来るハードルが下がればうれしい。今後も定期的に開きたい」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島