トランプ氏「勝利宣言」 米大統領選、激戦3州制す 開票進み、ハリス氏苦戦
【ワシントン時事】米大統領選は5日、全米各地で投開票され、2度の暗殺未遂を乗り切って返り咲きを狙う共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)が、勝敗を左右する激戦州のうち東部ペンシルベニア、南部ノースカロライナ、同ジョージアの3州を制し、「勝利」を宣言した。 残る激戦4州でも、女性初の大統領を目指す民主党のカマラ・ハリス副大統領(60)はトランプ氏を相手に苦戦している。 トランプ氏は6日未明(日本時間同日午後)、南部フロリダ州で支持者を前に演説。「国民に第47代大統領という特別な栄誉を与えられたことを誇りに思う」と述べ、「米国の真の黄金時代がやってくる」と強調した。「米国を救い、国境問題を解決する」とも語った。 米メディアによると、米東部時間6日午前3時(日本時間同日午後5時)時点で、トランプ氏は全米50州と首都ワシントンに割り当てられた選挙人計538人のうち266人を獲得し、過半数(270人)に迫っている。ハリス氏は220人を確保した。 トランプ、ハリス両氏はそれぞれの地盤を固めた。米メディアの開票速報によれば、トランプ氏は激戦3州に加え、フロリダや南部テキサス州などで勝利を確実にした。ハリス氏は東部ニューヨーク州、中西部イリノイ州などと首都ワシントンを押さえた。フロリダ大の集計では、郵便を含む期日前投票者数は約8600万人に上った。