西田ひかる、愛車を初公開 アメリカからわざわざ持ち帰った意外なクルマとは
アメリカからチェロキーを持ち込む
結婚を機に、西田さんは2002年からアメリカ西海岸で暮らすようになる。アメリカでの新婚生活をともにしたのがジープ「チェロキー」で、撮影車両は、西田さんの愛車そのものだ。1984年から2001年まで生産された第2世代のジープ・チェロキーで、クルマ好きの間では「XJ」という開発コードで呼ばれることもある。 「私がアメリカに渡ったときには、すでに向こうで夫がこのクルマに乗っていたんです。青空が広がる西海岸でチェロキーを走らせるのは、本当に気持ちがよかったです。道路がどーんと広くて標識もしっかりしているから道を間違えようがないし、パーキングスペースも広くて、クルマで移動するのがすごく楽しい。サンディエゴからロサンゼルスを経由してサンフランシスコまで通じているパシフィックコーストハイウェイという海沿いの道が、特にお気に入りでした」 そして2006年に帰国するときも、迷わずこのジープ・チェロキーを日本に持ち込もうと考えたという。 「毎日乗っていて、よく走ってくれたし、乗り心地も色もすべてが気に入っています。日本に持ち帰ってから随分と経つので、塗装がはげかけたところを修繕しながら大事に乗っています。いまは西宮市(兵庫県)で暮らしていて、近所に古い車面倒を見てくれるプロ整備士さんがいるので安心です」 アメリカ仕様をそのまま日本に持ち込んだので、西田さんのチェロキーは左ハンドル。ハンドルの位置に不便を感じることはないのだろうか。 「左ハンドルだと、狭い道ですれ違うときにぎりぎりまで路肩に寄せられるじゃないですか? 最初に乗ったゲレンデも左ハンドルでしたが、むしろメリットを感じていますね。時々、私の仕事が忙しいタイミングで母が東京からヘルプに来てくれるんですが、母も『チェロキーは運転がしやすい』と、気に入っているようです」 メルセデス・ベンツのGクラスにしろ、ジープ・チェロキーにしろ、気に入った1台を長く乗り続ける、というのが西田さんのスタイルなのだ。 後編となる次回は、西田さんのクラシックカー趣味について話を訊く。