自転車用ヘルメット着用率、徳島は18.2%と浸透せず トップ愛媛69.3%、高校校則で義務化など取り組みに差
徳島県教委「一律規定考えず」
徳島県教委は自転車通学の高校生のヘルメット着用について、校則などで一律に規定することには否定的だ。 県教委が県立高校・特別支援学校高等部に行ったアンケート調査によると、自転車で通学する生徒のヘルメット着用率は6月時点で10・6%(昨年10月6・7%)にとどまる。全生徒のうちヘルメットを所持しているのは15・3%(10・3%)だった。 着用を校則などで義務化しているのは県立高校・特別支援学校(いずれも分校含む)44校のうち5校(高校1、特別支援高等部4)。 県教委は義務化について「校則に入れるかどうかは各校が判断するもの。県教委としては生徒の自主性や主体性に重点を置き、将来的にも着用する意識の醸成を図っている。現時点で一律に規定することは考えていない」とする。 着用を促す取り組みとして本年度から、着用を推進する生徒を募って「アンバサダー」に認定する事業を開始。高校と連携してヘルメットファッションショーを開いたほか、啓発動画の制作などの活動を支援している。