【有馬記念】所属馬ワンツーのサンデーレーシング吉田俊介代表「最後は安心してみていられました」
[GⅠ有馬記念=2024年12月22日(日曜)3歳上、中山競馬場・芝内2500メートル] ゴール前は、おなじみ「黒、赤十字襷、袖黄縦縞」の勝負服2頭による大激戦。ハナ差でレガレイラに軍配が上がったが、サンデーレーシング吉田俊介代表は冷静にレースを見守っていた。 「ペースが遅かったので4コーナーでは前の馬が残っちゃうかと思いましたが、最後は安心して見ていられました」 今年は高松宮記念のマッドクールに始まり、チェルヴィニアのオークス&秋華賞、スタニングローズのエリザベス女王杯に続いてクラブでは5つ目のGⅠタイトル。しかし、レガレイラは上半期に異例のローテーションを歩み、秋は枠順や展開に泣くなど、今年は苦しい成績が続いていた。ただ、吉田代表は〝明けない夜はない〟の心境だったという。 「きょうは何だか前があくような気がしていました。本当に上手にリードしてくれました」 積もりに積もった不運を吹き飛ばす会心のV。「秋3戦しか考えていなかったので、今後のことは未定です」とレガレイラの2025年は白紙の状態だが、クラブとしてはまだ28日のホープフルSにもクロワデュノール、マジックサンズという有力馬2頭がエントリーしている。波に乗って、2週連続のGⅠワンツーというシーンも十分にありそうだ。
東スポ競馬編集部