「1円玉を10枚と10円玉を8枚と…」ファミレスのレジで両替を頼み込む50代ババア軍団。Paypay障害なんてどこ吹く風!セルフレジもキャッシュレスも頑なに拒むのはいったいなぜなのか?
そんななかで直子さんが困り果てているというのが、頑なにセルフレジやキャッシュレスを拒む人たちだという。 「ファミレスって、数人で食事をしておしゃべりをするなんてこともあるでしょう?そういったときはどうしてもワリカンか、バラバラのお会計になりますよね。うちの店では混雑しているランチ時間などは、基本的にバラバラのお会計はお断りしているんです。それなのに、この間ちょっと面倒臭いお客様が現れたんです…」。 様子から見て、50代の主婦8人。サークルか何かの集まりのように見えたそう。
「各々ランチやドリンクバーなどを頼んで、お食事とおしゃべりを楽しんでらっしゃいました。そこまではよかったんですが、お会計のとき、とんでもないお願いをされてしまって…」。 彼女たちはセルフレジには目もくれず、有人レジの呼び出しベルを鳴らした。 「呼ばれてお会計をしようとしたら、案の定バラバラでと言われてしまいました。丁寧にお断りをするとじゃあ、とお一人がお支払いになったんです。ところがお釣りを返すときになって、急にお釣りを細かくしてくれないかと言い出して…」。 しかも1000円を100円玉に両替するというレベルではなく、「1円玉を10枚と10円玉を8枚と…」と数まで指定してと詰め寄ってきたんだそう。 「ただでさえ、忙しいのにすごく横柄な態度で正直、うんざりしてしまいました」。 【後編】では、1円単位での両替を迫るおばさん軍団と直子さんとの戦いをさらに詳しく聞いていく。 取材・文/悠木 律