アップル、10-12月期に慎重な見通し-中国販売は依然低調
投資家は新しい人工知能(AI)機能「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」がデバイス販売を促進すると期待しているが、そのリリースはiPhone16の発売から数週間後で、主要機能の多くが始動するのはまだ数カ月先だ。
アップルは以前、サービス事業が特に好調なことから増収率は5%前後になると示唆していた。サービス部門の収入は7-9月期に過去最高を記録し、250億ドルに達した。ただ、ウォール街が予測した253億ドルにはわずかに及ばなかった。
ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)はアナリスト向け電話会見で、サービス収入が10ー12月期に2桁の伸び率となり、24年度と同程度になるとの見通しを示した。
iPhoneの7-9月期売上高は前年同期比5.5%増の462億ドルで、予想の450億ドルを上回った。しかし、他の製品部門は、アナリスト予想を下回る結果となった。
タブレット「iPad」の売上高は69億5000万ドルで、市場予想の70億7000万ドルに届かなかった。Apple Watchを含むウエアラブル・ホーム・アクセサリー部門の売上高は前年同期比3%減の90億4000万ドルで、アナリスト予想は91億7000万ドルだった。
パソコン「Mac」の売上高は77億4000万ドルで、市場予想と同水準だった。
原題:Apple’s China Sales Remain Weak Spot in Mostly Solid Quarter (1) (抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Mark Gurman