バスケ男子日本代表は猛追及ばず韓国代表に惜敗…河村勇輝が最多23得点、7日に国内最後の強化試合へ
7月5日、有明アリーナで「SoftBank CUP 2024(東京大会)」が行われ、男子日本代表(FIBAランキング26位)が韓国代表(同50位)と対戦。選手選考の場でもある国内最後の2連戦の初戦に84-85で敗れた。 トム・ホーバスヘッドコーチが率いる日本代表は、河村勇輝、比江島慎、馬場雄大、渡邉飛勇、ジョシュ・ホーキンソンの5名をスターターに起用。 立ち上がりから開始2分半は両チームともに無得点も、日本が比江島の連続3ポイントで先手をとった。その後はメンバーの入れ替わりもある中、なかなかスコアを伸ばせず一時逆転も許したが、苦しい時間帯に川真田紘也が華麗なスピンムーブからのレイアップに加え、粘り強いブロックと攻守に好プレーを連発。2点リードの15-13で最初の10分を終えた。 続く第2クォーターは、富樫勇樹と比江島の連続3ポイントで好発進を切ったかと思われたものの、連携ミスもありオフェンスが停滞。同残り7分をきってから立て続けに長距離砲を沈められ再逆転を許すと、ホーキンソンの3点プレー、河村の3ポイント、河村&テーブスのダブルガードでも流れを断ち切れず。11点ビハインドの35-46で折り返した。 ハーフタイム明けの第3クォーターは、渡邉飛勇のオフェンスリバウンドからホーキンソンが2ポイントをねじ込むスタート。それでもなお停滞感は拭いきれず、確率よく長短のシュートを決めてくる韓国に点差を離される苦しい展開。 20点ビハインドで迎えた最終第4クォーターは、ホーキンソンや比江島がゴール下で奮闘し反撃開始。ジェイコブスも連続3ポイントを決めて急接近すると、河村も攻撃のミスがありながら勝負強いプレーを見せて残り1分を切ってから同点に。しかし、残り0.9秒でフリースローを献上し万事休す。最後は1万3420人の大観衆の声援がため息に変わり84-85で敗れた。 日本は河村がチーム最多23得点6アシストをマークし、ホーキンソンは17得点9リバウンド、比江島は11得点をマーク。ベンチスタートだったジェイコブスは、9本中3本の3ポイントを成功して9得点7リバウンドと存在感を示した。なお、足の負傷が伝えられている渡邊雄太と、コンディション調整中の八村塁は欠場。NBA組の2人と同様に金近廉と佐々木隆成も、この日のロスターからは外れていた。 パリ五輪を控える日本代表は今後、中1日を空けて7日に韓国代表と有明アリーナで再戦。渡欧してから強豪のドイツ代表(同3位)、セルビア代表(同4位)と強化試合で激突し、7月27日にドイツ代表との五輪初戦を迎える。 ■「SoftBank CUP 2024(東京大会)」第1戦 試合結果 日本 84-85 韓国 JPN|15|20|17|32|=84 KOR|13|33|26|13|=85
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