国会「本当は早く閉じたいんでしょ?」辻元氏が安倍首相を問いただす
「開会要求出たら臨時会を開く。約束してください」
ここで辻元氏から「それでは一つ約束してほしい」と提案が出た。 「国会の会期は国会が決めるとおっしゃった。そしたら憲法53条に則って衆議院参議院の4分の1の議員が国会の開会要求を出したら、しっかりとその要請を受け止めて、臨時会を開く。ここで約束してください」 憲法53条では「いづれかの議院の総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない 」と定めている。安倍首相は「まずその前段においては国会でお決めになるわけで、仮定の質問についてお答えすることは差し控えたい」と受け流したが、辻元氏は「総理はいつも憲法、憲法と言っているじゃないですか。だから聞いている。自民党の憲法改正草案では、20日以内に開かなければならないという草案をお作りになっている」と迫った。 安倍首相は「憲法に則って対応していくのは当然のこと。仮定の話と言ったのは、まさに4分の1があればというのが、仮定の話なんだろうと」と弁明した。 過去には2017年、通常国会後の6月に野党議員らが臨時国会の開会要求をしたものの、3か月近く開かれず、9月28日の開会冒頭に衆議院が解散したという例がある。