熊本市など13市町村が結婚支援相談センター「クマリー」開設 25年1月に
熊本市は20日、結婚を希望する人に出会いの機会を提供する「くまもと出会いサポートセンター Kumarry(クマリー)」を来年1月27日に、中央区の銀座通り沿いのビル内に開設すると発表した。 熊本市などで構成する「熊本連携中枢都市圏」のうち、宇土、宇城、合志、美里、高森、西原、南阿蘇、御船、嘉島、益城、甲佐、山都の12市町村も事業に加わる。 この日の記者会見で大西一史市長は「人口減少が進む中で、自治体が出会いをつくる取り組みのメリットは大きい」と話した。事業費は約3600万円で、少子化対策の国の交付金を活用する。 会員として登録した人の中から人工知能(AI)が、趣味やプロフィルを基に相性が合う相手を紹介するシステムを活用。婚活に関わった経験が豊富な職員がお見合いに立ち会ったり、交際が決まった後も定期的に相談に乗ったりして成婚まで支援する。 登録申し込みは1月27日から、クマリーの専用サイトで受け付ける。独身証明書や顔写真付きの本人確認書類などの提出が必要。
参加自治体の居住者は、入会登録料(2年で1万円)を1年間徴収しない。他の自治体の住民も利用できる。市こども政策課☎096(328)2156。(上村彩綾)