闇バイトのリクルーターに接触…報酬額、勧誘手口 海外拠点「かけ子」は1カ月300万円
■闇バイト蔓延「友人退学」「受け子で逮捕」
首都圏で相次いでいる闇バイトで実行役を募った強盗事件。千葉県市川市の住宅に複数の男が押し入り、住人の女性が連れ去られた事件で逮捕された藤井柊容疑者(26)と、高梨謙吾容疑者(21)。 2人は奪ったキャッシュカードの暗証番号を聞き出すため、女性を連れ去ったとみられている。 その後、コンビニのATMから金を引き出していたが、そのATM付近に残っていたレシートに、藤井容疑者の指紋が付着していたことが分かった。 SNSで闇バイトの実行犯を募ったとみられる一連の強盗事件。SNSでアルバイト情報に触れるのは若者の間では珍しくないという。 大学生 「(SNSでアルバイトを探すことを)やったことありますけど。自分のやりたい職業、アパレルのバイトをしたかった時は『アパレル求人募集』ってかけて、求人募集出てくるのを探して」 大学生 「(SNSでアルバイト募集を)ちょっと目にしたことはあります。ちょっと違うかなと思って、やめておきました」 SNSで直接アルバイトを探した経験があると答えた大学生は32.1%。高校生に至っては46.6%という結果だった。 SNSには闇バイトの募集とみられるものも多数あるという。 大学生 「この作業すれば何万円一日で稼げるみたいな。怖いなって、闇バイトかなって」 大学生 「(Q.巻き込まれそうになったり聞いたりしたことは?)あったよね。聞いたことがあった、結構。夏休みに(闇バイトに)関わって、2学期に来られなくなった。退学です」 中には、友人が闇バイトで逮捕されたと話す人もいた。 アルバイト(20代) 「友人が学費を稼ぐために、そこ(闇バイト)に入って捕まった子がいました。(友人は)週6で3つのアルバイトでやっていた。生活が厳しいということで、毎月やっていたので。それで大丈夫かなと思っていたが気づいたら」 友人がSNSで見つけた闇バイトは、受け子だったという。 アルバイト(20代) 「『1回の仕事でめちゃめちゃ稼げる』みたいなのを聞いて、実際にそっちに行ってしまった。新宿で受け取ってリーダーの人に渡すみたいな募集だったらしくて。たまたま大久保公園で見つかって捕まった」