三役復帰目指す平戸海、九州場所へ「しっかり仕上げたい」 振分親方相手にぶつかり稽古
大相撲九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)で三役復帰を目指す幕内平戸海が30日、福岡県大野城市の境川部屋で精力的に稽古に励んだ。 幕下力士と相撲を7番取った後、幕内佐田の海や幕下力士との申し合い稽古で、上体が起きないよう意識しながら計16番。ぶつかり稽古では、9月末に引退したばかりの振分親方(元関脇妙義龍)に胸を出してもらい、体を追い込んだ。 「手応えはぼちぼちですかね。場所までにしっかり仕上げたい」。小結だった先場所は7勝8敗と負け越して番付を西前頭筆頭に下げた。長崎県平戸市出身の24歳は、ご当所場所で巻き返しを図る。 師匠の境川親方(元小結両国)は「ここから(状態を)上げていかないと。期するところがあるでしょう。3、4日はよその力士とやらせようかなと思う」と出稽古を計画していることを明らかにした。