6連覇中の東海大、勝利への執念わずかに届かずドロー 3勝1敗1分で優勝争いから一歩後退【関東大学ラグビー】
◇27日 関東大学ラグビーリーグ戦 大東大33―33東海大(セナリオハウスフィールド三郷) 関東大学ラグビーリーグ戦で6連覇中の東海大は27日、開幕から4連勝中の大東大と埼玉県三郷市のセナリオハウスフィールド三郷で対戦し、33―33で引き分け。3勝1敗1分となり、優勝争いから一歩後退した。 勝利への執念はわずかに届かなかった。 東海大は前節、東洋大に26―33で敗れて今季初黒星。「ふがいない負け方をして、そこから何を学んだのかを問われる」(木村監督)とネジを巻き直して臨んだが、前半は大東大に5トライを奪われ14―33と劣勢。後半は目を覚まし、スクラムでの優勢を生かして残り10分、33―33の同点に追い付いたがそれまで。最後は相手ゴール前で再三PKを得るが、強攻に出た末に反則を犯して万事休した。 PGを狙う選択肢もあったはずだが、「スコアボードの時計が止まって、残り時間が分からなくなって…もっとレフェリーとコミュニケーションを取ればよかった」とCTB近藤翔耶主将(4年・東海大大阪仰星)は悔やんだ。 これで3勝1敗1分。勝ち点23は東洋大と並んでいるが、当該対戦で敗れているため自力優勝は消滅。ゴールキッカーのFBセブンスター(2年)ら主力のケガも重なる苦しいチーム状況に「次の法大に勝たないと大学選手権も遠ざかってしまう。もう絶対に負けられない。コンディションを整えていきたい」と木村監督は危機感をあらわにした。
中日スポーツ