「Aぇ!group」がサンドーム福井で3公演、鉄道会社が混雑対策 ファンの年齢層若く…利用者増を想定
福井県のサンドーム福井で7月13、14日に開かれる男性アイドルグループ「Aぇ!group」のコンサートに合わせ、福井県や地域鉄道会社などが鉄道利用客の混雑対策を強化する。計3公演あり、県によると1公演の来場見込みは8千人超で、このうちハピラインふくい鯖江駅の利用は約3千人と想定。ハピラインふくいは上下線の臨時快速列車を2日間で計12本運行する。鯖江市は職員延べ約100人を鯖江駅などに配置し、対応支援に当たる。 【写真】Aぇ!groupのメンバー5人 対策強化は、旧ジャニーズ事務所のアイドルグループが開いたサンドーム福井公演の動員実績を踏まえた。北陸新幹線県内開業と在来線特急廃止後初めてとなった4月のロックバンドのコンサートでは鯖江駅の利用が1公演当たり約千人だったが、今回はファンの年齢層が若く、利用者が大きく増えるとみている。 ハピラインふくいの臨時快速は、夜1公演の13日が5本、昼夜2公演の14日は7本を運行。午後8時台に鯖江駅を出発する便は2両から4両編成に増やす。同社は「乗車人数に限りがあり利用制限を行う可能性がある」とし、北陸新幹線や福井鉄道の利用も促す。 福井鉄道も福武線で臨時列車を走らせるほか、北陸新幹線越前たけふ駅とサンドーム福井の臨時駐車場を結ぶシャトルバス(片道500円)を運行する。 地元のボランティア団体「鯖江おせっ会もてなし隊」は鯖江駅などで道案内を行い、14日の日中は武生商工高の生徒と活動する。 鯖江市は2日間で職員延べ約100人を鯖江駅や会場周辺などに配置。乗降客数をカウントし、誘導に生かすなど混雑対策を支援する。市総合交通課の担当者は「利用客らの安全を確保し、帰りも混乱が起こらないように対応する。また鯖江に来ていただけるようにしたい」と話している。
福井新聞社