元Jリーガー、1999年から務める番組の司会を降板へ…2026年のW杯などは継続して司会を務めることに
かつて名古屋グランパスでもプレーし、イングランド代表としても活躍したギャリー・リネカー氏が、25年間務めた番組の司会を降板することとなった。イギリス『BBC』が伝えた。 リネカー氏は、レスター・シティ、エバートン、バルセロナ、トッテナムでプレーし、1992年に名古屋に加入。Jリーグ開幕年でプレーし、1994年に名古屋で引退した。 イングランド代表としても80試合で48ゴールを記録し、1986年のメキシコ・ワールドカップ(W杯)では6ゴールを記録して得点王に輝くなど、生粋の点取り屋として活躍した。 そのリネカー氏は、引退後の1999年から『BBC』の番組「マッチ・オブ・ザ・デイ」の司会を務めてきたが、2025年5月、2024-25シーズンのプレミアリーグ終了とともに退任。26年間務めた番組を去ることとなった。 リネカー氏は契約満了が近づいていた中、10月にはスポーツ部門の責任者と交渉をスタート。本人は続投に前向きだったとされる中、「マッチ・オブ・ザ・デイ」は契約延長をオファーしなかったという。 イギリスのサッカーファンにとってはお馴染みの番組。土曜日の夜に放送される番組は、2023年には合計3300万人の視聴者がいたとされている。 『BBC』は今回の司会者交代について発表。「昨シーズン、プレミアリーグとFAカップで3300万人の視聴者を獲得した『マッチ・オブ・ザ・デイ』は、土曜日の夜にあの象徴的なテーマ曲を聞いて今でも大きな興奮を覚えるサッカーファンにとって、今でも定番の番組の一部となっている」とし、「この番組は、変化する視聴習慣に合わせて常に進化しており、あらゆるプラットフォームで独自の比類のない分析と解説を提供しています。『マッチ・オブ・ザ・デイ』の今後の計画については、近日中に発表される予定です」と、番組改編を伝えた。 一方で、リネカー氏と『BBC』の契約は別の形で続くことに。2025-26シーズンのFAカップの中継で司会を務めるとのこと。また、2026年の北中米W杯でも司会を務めることになるようだ。 番組での貢献がある一方で、X(旧ツイッター)では自由な投稿が物議を醸すことも。2023年には英国の難民政策に関する投稿が非難を浴び、一時的に出演停止に。また、『BBC』はソーシャルメディアのガイドラインを改訂し、「著名な司会者は、問題や政策についての意見を表明することは認められるべきものの、政治運動には手を出さないべき」とされたという。
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