【阪神】佐藤輝明、打倒・巨人誓った 大型補強のライバル球団に「来年は『やってやるぞ』という気持ち」
阪神・佐藤輝明内野手(25)が30日、打倒・巨人の誓いを立てた。今季の伝統の一戦は21試合に出場して、セ・リーグ対戦別ワーストの打率2割2分5厘。宿敵は中日からマルティネス、ソフトバンクから甲斐、楽天から田中将を獲得するなど大型補強して「来年さらに手強い相手」となるが、王座を奪還するために「勝つという目標で頑張りたい」と気合を込めた。 一生忘れられない試合がある。首位・巨人に1ゲーム差で迎えた9月23日の伝統の一戦(甲子園)。勝てば逆転優勝に向けて大きく前進する天王山で0―1の完封負けを喫し、2ゲーム差に広げられてリーグ連覇の夢が遠のいた。「5番・三塁」でフル出場した佐藤輝も4打数無安打2三振。「悔しい思いをした。来年は『やってやるぞ』という気持ち」と雪辱に燃える。 日本一を成し遂げた昨年は優勝旅行やメディア出演などで多忙を極めたが、今オフは「去年より全然(トレーニング)できている。今はしっかり蓄えたい」と充実の日々だ。中堅から左翼方向を意識した打撃面の改良も着々と進んでいる。 打率2割6分8厘、16本塁打、70打点だった2024年から進化するために。また今季の対戦打率2割1分4厘の戸郷、同1割2分5厘の山崎伊ら苦しめられた巨人の投手陣を打ち崩すために。球団創設90周年となる来季は「本当に僕がしっかり打ってしっかり守って、貢献していきたい」と阪神を背負う覚悟で臨む。(中野 雄太)
報知新聞社