『グランメゾン・パリ』木村拓哉主演、人気ドラマが待望のスクリーンに
Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね【第1227回】 シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。 【写真14枚】『グランメゾン・パリ』木村拓哉主演、人気ドラマが待望のスクリーンに ほか 今回は、2025年お正月映画の中から映画『グランメゾン・パリ』と『カルキ 2898-AD』をご紹介します。
映画『グランメゾン・パリ』<グランメゾン・プロジェクト>がついに始動!
2019年にオンエアされ、多くの作品ファンを生み出したドラマ「グランメゾン東京」。料理に人生をかけるフレンチシェフが、己の慢心から人生のどん底まで転落。それでももう一度シェフとして生き直し、日本で三つ星レストランを作り上げていくというドラマチックなストーリーは視聴者の心を掴み、続編を望む声が多く聞かれました。 そんな人気ドラマが5年の時を経て、スクリーンに登場。舞台をフランス・パリに移し、<チーム・グランメゾン>が料理で世界に挑みます。
映画『グランメゾン・パリ』のあらすじ
ミシュランガイドの三つ星を獲得したフランス料理店「グランメゾン東京」。シェフの尾花夏樹は女性シェフ・早見倫子と共にフランスに渡り、新店舗「グランメゾン・パリ」を出店。フランス料理の本場で、アジア人初の三つ星を目指して奮闘していた。 しかし異国の地では、質の高い食材を手に入れることさえ困難。「グランメゾン・パリ」は、結果を出せない状況に陥っていた。 ある時、ガラディナーでの失態が原因で、尾花はかつての師と大変な約束を交わしてしまう。それは「次のミシュランで三つ星を獲れなければ、店を辞めてフランスから出ていく」ということだった……。
映画『グランメゾン・パリ』のみどころ
主人公・尾花夏樹役は、もちろん木村拓哉。芸術品のように美しい料理を作り上げていく手捌きは見事で、思わず見入ってしまうほど。自分の腕と舌とセンスに絶対的な自信を持ち、料理のためならどんな犠牲もいとわない。型破りなフランス料理シェフを今作でも魅力的に演じています。 そして尾花の右腕となるシェフ・早見倫子を演じたのは、鈴木京香。尾花と倫子の丁々発止は、本作でも見応えたっぷりですよ。 沢村一樹、及川光博をはじめ、玉森裕太、寛一郎、吉谷彩子、 中村アン、冨永愛といった連続ドラマから出演しているキャストが再集結しているのも嬉しいところ。 さらに映画からの新キャストとして、オク・テギョン、正門良規が加入し、作品に新たな息吹を吹き込む活躍をみせています。