オペラと落語で「フィガロの結婚」を表現 桂米團治さん「音楽と笑い提供したい」
落語家の桂米團治さんによるオペラと落語を合わせた「おぺらくご」の公演「フィガロの結婚」が17日、奈良県大和郡山市のDMG MORI やまと郡山城ホールで開催される。 「おぺらくご」は、オペラの演目を題材に、落語の軽妙な語りを加えてわかりやすく表現する舞台芸術。自らを「モーツァルトの生まれ変わり」と公言する米團治さんが、平成16年ごろから取り組んでいる。 昨年、県内で初めて同じ演目を大和高田市のさざんかホールで開催。今回は演奏を担当する奈良フィルハーモニー管弦楽団(大原末子団長)の本拠地である大和郡山市で、市制70周年を記念してやまと郡山城ホールが主催する。 主役のフィガロを演じる米團治さんは「奈良フィルの素晴らしい音とともに、落語らしくオチもある。モーツァルトの素晴らしい音楽とともに笑いを提供したい」と意欲を示す。正指揮者の粟辻聡さんは「本来3時間近い演目を見どころ盛りだくさんの45分にぎゅっと凝縮した。オペラ初心者の方にぜひ気軽に楽しんでほしい」と笑顔を見せる。 全席指定。前売り3500円、当日4千円。問い合わせは同ホール(0743・54・8000)。