3万円でお歳暮用や高級料理店に出荷 べっこう色に輝くカラスミ作り最盛期 三重・尾鷲市
2時間おきに返して乾燥させるカラスミ=はし佐商店(三重テレビ放送)
三重県尾鷲市の鮮魚店ではカラスミ作りが最盛期を迎えています。 ボラの卵巣を天日で乾燥させて作るカラスミは、高級な酒の肴として知られています。 最近はボラの水揚げも少ないということですが、「はし佐商店」では11月初めからボラの水揚げに合わせ生産が始まりました。 熊野灘などで水揚げされた3キロから5キロのボラの卵巣を一晩塩漬けにしてから、べっ甲色になるまで2週間ほど天日に干して作ります。 「はし佐商店」の屋上には約300本のカラスミが並び、万遍なく天日が当たるよう2時間おきにカラスミを返して乾燥させる、手間を掛けた作業が続きます。 カラスミ作りは11月末ごろまで続き、「はし佐商店」ではシーズン中に500個ほど生産する予定で、5000円から3万円ほどでお歳暮などの贈答用に販売されるほか、全国の高級料理店などにも出荷されます。