ディアスのハットなど後半4発のリバプールがシャビ・アロンソ率いるレバークーゼンに完勝! CL4連勝で暫定首位浮上【CL】
チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第4節、リバプールvsレバークーゼンが5日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが4-0で完勝した。なお、リバプールのMF遠藤航はベンチ入りも出場機会はなかった。 CL3連勝スタートを飾った好調のリバプールは、プレミアリーグでも直近のブライトン戦を2-1の逆転で制し、わずか1節での首位奪還に成功した。その一戦から中2日のブンデスリーガ王者との大一番では先発2人を変更。ソボスライとヌニェスに代えてカーティス・ジョーンズ、ルイス・ディアスを起用した。 一方、CLでは2勝1分けの無敗と同じく好調を維持するレバークーゼン。ただ、リーグ戦ではブレーメン、シュツットガルト相手に連続ドローと勝ち切れない試合が続く。指揮官としてアンフィールド初帰還となったシャビ・アロンソ監督はその古巣初対戦へ先発2人を変更。ムキエレとアンドリッヒに代えてアレイシ・ガルシア、パラシオスを起用した。 普段通りの[4-2-3-1]で臨んだリバプール対して、レバークーゼンは中盤にセントラルMF3人を起用した[3-5-2]でスタート。開始直後にボニフェイス、ガクポがシュートを打ち合うオープンな展開に。 以降は共に後方からボールを動かしつつ、切り替えやカウンターの精度で勝るホームチームがより効果的にフィニッシュへ持ち込み、カーティス・ジョーンズの際どい枠内シュートなどでゴールに迫っていく。 それでも、前半半ばから終盤にかけてはレバークーゼンが攻守に修正を施して押し返し、試合は膠着状態に陥る。 レバークーゼンはボニフェイスの機動力を活かした仕掛けやグリマルドのミドルシュート、リバプールは引き続きカウンターやアレクサンダー=アーノルドの正確なキックを活かした大きな展開からチャンスを窺う。前半終了間際にはサラーのカットインシュート、ハンドで取り消されたフリンポンのゴールと互いにゴールへ迫ったが、がっぷり四つの強豪対決はゴールレスで後半へ折り返しとなった。 後半はハーフタイムの修正によってホームのリバプールが主導権を握って押し込む展開が続く。ただ、ボックス付近でのシュートチャンスはことごとく相手の体を張ったブロックに遭う。さらに、58分にはグラフェンベルフの中央突破からボックス右で浮いたサラーに決定機が訪れるが、右足シュートを枠に飛ばせず。 それでも、攻勢を続けるホームチームは61分、アレクサンダー=アーノルドからの斜めのパスを前線から中盤に落ちたカーティス・ジョーンズが引き取り、逆に2列目からゴール前へ飛び出したディアスへ完璧なラストパスを供給。これでGKと一対一となったコロンビア代表FWが見事なループシュートを流し込んだ。 鮮やかな中央での崩しによって先制に成功したリバプールは、その2分後にもゴールをこじ開ける。63分、カウンターから右サイドでボールを受けたサラーが絶妙なクロスを供給すると、ファーにフリーで飛び込んだガクポがヘディングシュートを叩き込んだ。当初、オフサイド判定となったが、VARのレビューによってゴールが支持された。 この連続ゴールによって完全にペースを掴んだリバプールは、互いに選手を入れ替えた後半終盤にかけても主導権を掌握。83分には再びサラーの右クロスをファーで収めたディアスが冷静にゴールへ蹴り込んでトドメの3点目を奪取。 その後、一矢報いたいレバークーゼンの決定機をGKケレハーの見事な連続セーブで凌ぐと、試合終了間際には鮮やかなロングカウンターからヌニェスのシュートのこぼれ球をディアスが冷静に押し込んでハットトリックまで達成した。 前半はイーブンも後半に修正力と地力の差を見せつけたリバプールが、シャビ・アロンソ率いるレバークーゼンに今大会初黒星を与えてCL4連勝を達成。暫定首位に浮上している。 リバプール 4-0 レバークーゼン 【リバプール】 ルイス・ディアス(後16、後38、後47) ガクポ(後18)
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