硫酸が入った槽の縁で作業、蓋が割れて転落した社員死亡…転落防止措置を講じなかった疑いで会社を書類送検
北九州東労働基準監督署は2日、愛知県の自動車部品メーカーと、同社北九州工場(北九州市小倉南区)の元工場長の男(51)を労働安全衛生法違反容疑で福岡地検小倉支部に書類送検した。 【グラフ】2023年に起きた労災の原因…墜落・転落15・3%
発表では、昨年11月3日、同工場にある硫酸などの混合液が入った槽の縁で男性社員(10歳代)に作業をさせる際、転落防止措置を講じなかった疑い。体重がかかったことで蓋が割れ、社員は槽の中に転落し、6日に死亡した。