大晦日の「RIZIN DECADE」が面白い!鈴木vsクレベルの因縁王座戦にボクシング界の“超問題児”ライアン・ガルシアvs安保瑠輝也、朝倉未来の引退式も急浮上
榊原CEOはその安保の参戦について「1年の集大成として安保にとっても出世の年になるような、最後インパクトのあることができるといいなという話し合いはしている。ボクシングか。キックボクシング。大晦日として意味のある、みんなが支持してくれるようなファンのみんなに刺さるようなものを考えている」とだけ明かしたが、ボクシング関係者から漏れ伝わってきている話では、ガルシアの対戦候補として交渉しているのは、その安保。 あのパッキャオを「判定をつけていれば安保」と榊原CEOが振り返ったような内容で圧倒して、世界を驚かせた安保が、バリバリの現役ボクサーであるガルシアを相手にどんな戦いを演じるのか。契約体重などが問題になるが、体格、パワーでは安保が上回っており、またサプライズを起こす可能性も十分にある。ガルシアの復帰は米国でも話題になるだろう。 また榊原CEOは「チャンピオンズカーニバルみたいな感じで全チャンピオンが揃い踏みして、できる限りタイトルマッチを組みたい」とも明かした。 注目はフライ級王者の堀口だろう。「誰が相手にふさわしいか」と、榊原CEOは軽量級で敵無しの堀口との勝負論のあるマッチメイクに苦悩しているそうだが、記念大会を彩る一人になることは間違いない。また「ベラトールの日本大会を組み込む可能性も残っている」という ただ朝倉未来戦のドーピング問題で注目を集めている平本蓮に関しては、参戦を明言できなかった。 「(負傷した)拳が芳しくない中で準備が整うかどうか。一度会ってどういうタイミングで何をするかを話してみたい」 平本はSNSで「出ても出なくてもいつでも検査なんてやりますよ それよりも約束くらい守ってください」と意味深な発言をしていたが、それについては「わからない。僕が約束を守ってないことがあるのかもしれない。本人に聞いてみる」と返した。 会見ではクレベルが鈴木からベルトを奪った次の構想として平本の名前を出して対戦を熱望した。今後、平本がフェザー級のタイトル戦線にどう絡んでくるのかも焦点。榊原CEOは「いきなりタイトル(に挑戦)ということはないと思うが、蓮の中でもフェザー級タイトルを見据えて、次のマッチアップは決まってくると思う。年末は難しいかもしれないが」と、タイトル前哨戦を1戦挟む構想を持つ。 またその平本に敗れて引退を表明している朝倉未来の引退式をイベントに組み込む考えがあることも示唆した。 朝倉がユーチューブで引退式の実施を求めていたことに対するアンサーで「引退式ぐらいはやるべきかなと思っています。引退試合じゃないですよ」と断言した。 朝倉の現役続行を希望している榊原CEOが引退式を実施するとなると、もう後戻りはできなくなるが、「引退式をやってから現役復帰する人もいる。あくなき口説きはしますけどね。違う形で力を貸してもらいたいと思っている。近々会って相談したい」と含みを持たせた。 今後どんなカードが発表されていくのか。記念大会まで2か月を切った。RIZINが仕掛ける大晦日が待ち遠しい。
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