早田ひな

　卓球女子でパリ五輪代表の早田ひな（日本生命）が恩師に感謝をメッセージを寄せた。 　早田が所属する日本生命は30日、約10年間担当コーチを務めた石田大輔コーチが9月末をもって専属コーチから退任すると発表。「私自身はこれからはみなさんと一緒に『早田ひな』というアスリートの快進撃を人生の楽しみの1つとしていきたいと思います。10年間本当にありがとうございました」などとコメントした。 　パリ五輪ではシングルスで銅、団体でも銀メダルを獲得。夢を間近で支えた石田コーチに対し、早田は「本当に10年間という長い間、私の小さい頃からの夢でもあった五輪出場、そしてメダル獲得までの長い道のりを全力でサポートしていただきありがとうございました」と謝辞を述べた上で「『10年間の恩返しをこの五輪の舞台で出来なくてどうするんだ』という気持ちが最後まであきらめずに戦いきるパワーにつながったと思い、あの時のベンチでの笑顔や涙はきっと私たち2人にしか分からない特別な感情で特別な時間だったと思います」と神妙に振り返った。 　現在の早田はパリ五輪で負傷した左腕の回復に励んでいる。最後には「ここからの競技人生も大輔先生に教わったどんな時も楽しみながら前を向いて頑張るということを忘れずに新しい目標に向かって挑戦を続けていきたいと思います。必ず復活しますので見守っていてください！」とさらなる飛躍を誓った。