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アメリカのトランプ前大統領は、自分の名前と顔を使って政治資金を集める共和党のキャンペーンを取り締まろうとしている。 こうして集めた資金の5％を自分に送るよう、前大統領は求めている。 トランプ前大統領の陣営も、他の陣営に対し、前大統領になりすまさないよう注意を促している。 共和党は長きにわたり、トランプ前大統領の名前と顔を使って有権者から資金を集めてきた。 そして今、トランプ前大統領はこうして集めた資金の5％を自分に渡すよう求めている。 ポリティコによると、トランプ陣営は「明日以降、トランプ大統領の名前、画像、イラストを使用することを選択した全ての候補者と（資金調達）委員会に対し、集めた全資金の少なくとも5％を（前大統領の資金調達団体）トランプ・セーブ・アメリカ共同資金調達委員会に分配するよう要請する」と先週、共和党の関連業者宛ての通知で述べた。 また、同陣営は資金集めをする共和党員に対し、トランプ前大統領になりすまさないよう求めていて、寄付をしなかったり、トランプ陣営の同意なしにトランプ一家について言及する者は、"トランプ派"ではないとした。 その上で「クライアントが上記のガイドラインを無視した場合、業者がクライアントの行為に責任を負うことになる」とし、「違反が繰り返された場合、当該業者とトランプ・セーブ・アメリカ共同資金調達委員会との取引関係は停止される」と伝えている。 トランプ前大統領は資金集めでバイデン大統領に後れを取っていて、今回の"取り締まり"はその巻き返しを図ろうとする試みなのかもしれない。