「プレー時間が必要だった」リバプール指揮官が期待の若手バイチェティッチをレンタル移籍させた理由説明「これは長期的なプラン」
レッドブル・ザルツブルクへのレンタル移籍が発表されたリバプールのU-19スペイン代表MFステファン・バイチェティッチ(19)について、アルネ・スロット監督は移籍の理由を説明した。クラブ公式サイトが伝えている。 期待の若手としてクラブやファンから大きな期待が寄せられながらも、昨シーズンはふくらはぎの負傷もありほとんど試合には出場しなかったバイチェティッチ。プレミアリーグではわずか25分の出番に終わっており、今シーズンも開幕からメンバー外が続いていた。 クラブは今夏の移籍市場で、指揮官が望む6番の補強に苦戦。レアル・ソシエダのMFマルティン・スビメンディ獲得に失敗してからは誰も連れてくることができない状態だったが、バイチェティッチを試すことはなくザルツブルクへのレンタル移籍を認める決断を下した。 この決断について、スロット監督は理由を説明。長期離脱をしていたバイチェティッチに必要なのは出場時間であり、ここでそれを保証するのは難しかったと語っている。 「彼にとって、今年は大きな年になることを願っている。彼は非常に才能のある選手であり、我々にとって非常に重要な選手になれると思っている。だが、それは今の時点でプレー時間が得られた場合に限るだろう」 「若い段階で長期欠場となった場合、必要なのはプレー時間だけだ。彼はここでプレー時間を得ることもできただろうが、我々には非常に優秀な中盤が6、7人いる。だから、ここでの彼のプレー時間は、ザルツブルクで期待しているものよりずっと限られると思う」 「彼にとっても我々にとっても、数回プレーしてまた長い間ベンチにいるより、現時点ではプレーすることが最善と考えている。15カ月も欠場していた選手がたまにしかプレーできなければ、コンディションを維持するのは非常に難しい」 「だから、これは長期的なプランだ。私の意見として、クラブは短期的なものだけでなく長期的なプランも考えており、賢明だったと思う。少なくとも、我々の意見では彼をどこかに移籍させ、多くの試合に出場させるというのは賢明な決断だ」 「そうすれば、来シーズンに向けてある選手を獲得できるだろう。もし彼がポテンシャルを発揮すれば、将来は間違いなく我々のためプレーしてくれるはずだ」
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